まず第一に畳床が肝心です。畳床がしっかりしていれば畳表が悪くても次は表替え済みますが畳床が悪いと、また新たに新調となっていまします。 わら畳床は稲わらを原材料として造った日本古来の畳です。いくつもの層に重ね合わされたわらを圧縮して造られた畳床は、わらのストローのような構造が空気の層を作り出し、弾力性にすぐれ断熱効果、防音効果があり、湿気、温度などの調節なども醸し出します。 畳床の種類は「わら畳床」「わらサンドウィッチ畳床」「インシュレーション畳床」があります。使用するお部屋の用途によって畳屋さんと相談して選びましょう。 畳表選びはまず、い草を織り上げる経糸(たていと)で大きく分かれます経糸が麻糸で織られたものと綿糸で織られたものがあり、麻糸で織られたもののほうが生地がしっかり丈夫です。またい草も質のよいものを使って織られています。まずは、実際に見本などを手で触ってみてください。
イグサの中はスポンジ状になっています。このスポンジ部分が湿気を吸収したり吐き出したりします。このとき空気中の二酸化窒素を吸収する性質があり、空気を浄化すると言われています。また畳表1枚に約4000~5000本、高級品ですと6000~7000本のイグサが使用されています。きめこまやかにつまった畳表の表面はその香りと触感が日本人の心に馴染んだ空間を作り出します
いぐさ・畳表のできるまでいぐさ畳表の機能 いぐさ畳表のしくみ |
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畳縁は部屋全体との調和を考えていろいろ選べる唯一の商品です。和室の落ち着きを醸し出す縁を考えますと畳縁の場合は地味なほうが部屋全体や床の間、襖絵などを引き立ててくれるでしょう。
選ぶときに考えておきたいのが、あたらしい畳の場合は色も青くてあざやかですが、数年たっていきますと畳が色焼けをして色が変わってきます。むしろ色がかわってからのほうが長いかもしれません。それらを考えますと、両方に合った色合いを選ぶとよいでしょう。 黒、紺、栗茶、などのいろが地味で落ち着きますが最近ではベージュ系の色合いなども部屋を広く明るく見せてくれて人気があります。 |